【SNS解析】訪日外国人の行動解析したらこうだった~京都編~


京都

 

訪日外国人は毎年増え続けており、日本政府観光局(JNTO)(http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20150819.pdf)の発表によると2015年7月推計値では単月過去最高の192万人を記録。中国、台湾、韓国、香港、米国がトップ5訪日外国人として推計されており、オリンピックが開催される2020年までは引き続き訪日外国人の数は伸びていきそうな勢いがあります。

 

今回はその中から、「中国」、「韓国」、「タイ」外国人観光客が京都を訪れた際の行動を、Twitter, Shina Weiboのデータから解析し、国別の傾向を探ってみました。

 

解析には弊社ナイトレイのサービス「inbound insight(インバウンドインサイト)」を用い、2015年7月25日~2015年8月24日に投稿されているツイートを対象としました。(ユーザー数約4,000人、データ数約20,000件)
※「inbound insight(インバウンドインサイト)」は、ナイトレイが運営する訪日外国人の位置・移動情報に特化したSNS解析サービスです。Twitter等のSNS上に公開されている投稿内容を大規模にリアルタイム解析することで、行動場所やクチコミ・国籍・性別・移動経路などをデータベース化し、ASP型解析ツールと解析結果データとして提供しています。

 

inbound insight(インバウンドインサイト)」の行動データ可視化ツールを使う事で、国別、性別、時間別、地域別、ルート周遊、人気エリアといった括りで口コミをリアルタイムで視覚、解析することが可能になります。

 

 

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■各国でまったく違う傾向が見てとれる。

 

3カ国全体の人気エリアを見ると、トップなのはやはり「金閣寺」。各国を個別に見てみると、中国人は清水寺、金閣寺、花見小路という日本の風情がある場所が人気です。韓国人には京都駅や金閣寺、天下一品総本店、京都リサーチパークと多少の偏りが見られ、タイ人に至っては八坂神社、桂川、京都水族館、祇園とかなりのバラツキが見られます。

 

ここからはあくまで「仮定」の話ですが、京都に訪れる中国人はツアー客が多く、所謂京都の名所として真っ先に上げられる清水寺、金閣寺はツアーに組み込まれているため、投稿データ数が多いと考えられます。

 

逆に韓国人は天下一品総本店や京都リサーチパークというかなりマニアックな場所の投稿が多いので、事前リサーチをしっかりして訪れたい場所に訪れている、もしくは京都訪問が複数回にわたっており、観光名所既に回ってしまっている、という事を示している可能性があります。

 

タイ人に関しては仏教国のために寺社ではなく、タイで見ることのできないものとして八坂神社や祇園を多く訪れる傾向が高いと考えています。(ちなみにGoogleで「タイ 八坂神社」で調べたら八坂神社の社家・八坂一族は、インドのオリッサ州から、タイのチェンマイ、中国の呉を経て、日本にやってきたコマ国(高句麗=狛国)の人であるとの記述があるので、それも関係しているかもしれません。)

 

祇園

 

 

国別(5)、性別(3)、地域別(48)、時間別(6)といった組み合わせで定性データの解析が出来るナイトレイの「inbound insight(インバウンドインサイト)」はこのように短時間の解析でも興味深い結果を得る事が出来ます。

 

今回は訪日外国人が訪問するエリアに絞った解析を行いましたが、日本の「施設」や「観光名所」といった視点で見ていくと、さらに面白い結果が得られると考えられますので、引き続き解析を行っていければと思っています。

 

 

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