「SNS解析」訪日外国人の行動解析をしたらこうだった~2017年国慶節編~


inbound insight(インバウンドインサイト)」を使った、「SNS解析 訪日外国人の行動を解析したらこうだった」の解析データ活用事例第12弾をご紹介します。
今回のレポートでは、統計情報やアンケート調査だけでは把握することが難しい、国慶節期間中に訪日中国人観光客がどのような旅行をし、何に注目したのかを訪日外国人動向解析ツール「inbound insight」のSNS解析プランを活用し明らかにします。

目次

1.SNS投稿画像から見る国慶節連休中に訪日中国人観光客が関心を示したものはなにか
2.国慶節中に日本を旅行する訪日中国人観光客はどこへ行ったのか
  2-1九州エリアを旅行する中国人観光客の動向
   ・大分県での旅行の様子
   ・熊本県での旅行の様子
   ・鹿児島県での旅行の様子
   ・大阪府での旅行の様子
  2-2大阪内を旅行する中国人観光客の動向
   ・大阪で飲食したもの
   ・大阪で関心を持ったもの
3.まとめ

1.SNS投稿画像から見る国慶節連休中に訪日中国人観光客が関心を示したものはなにか

inbound insight」のSNS解析プランによると、国慶節期間中、日本を旅行する中国人によるSNSの投稿数は国慶節直前と比較して、1.5倍近くに増加しており、期間中の訪日中国人数の増加を示唆しています。
さらに、中国人の投稿画像を分析すると、各地域の観光スポットに関するSNS投稿が4割、飲食に関する投稿が全体の2割、都心の夜景をはじめとした街並みに関する画像についても2割を占めています。爆買いを示唆するショッピングエリアでの投稿や購入品に関する投稿があまり無い一方で、美術館や遊園地と行った観光スポットでの投稿が多い傾向があり、体験型観光を重視するコト消費が増えていることを示唆されます。

2.国慶節中に地方を旅行する訪日中国人観光客はどこへ行ったのか

inbound insight」のSNS解析プランを活用し国慶節期間中のSNS投稿データを見ると、旅行先として東京や大阪をはじめとしたエリアだけでなく、地方では九州や北海道エリアにも足を伸ばしている中国人観光客もいたようです。

国慶節連休中(10月1日〜10月8日)における、訪日中国人のSNS投稿位置

2-1.九州エリアを旅行する中国人観光客の動向

こちら項目では、国慶節連休中に地方を旅行した訪日中国人に注目し、どのような旅行をしていたのかを明らかにします。
以下の中国人観光客は国慶節連休の10月1日に来日し、4日間滞在していたと見られる人です。周遊動向に着目すると、空路で福岡に到着しその後大分→熊本→鹿児島の順に九州を周遊し最後に大阪に向かっている様子がわかります。

九州を旅行した中国人観光客の周遊動向

別府市の温泉街を観光する様子

(左)熊本県でのSL体験の投稿 (中)熊本県の酒蔵見学の投稿 (右)熊本限定パッケージ製品の投稿

(左)鹿児島の桜島観光の投稿 (右)鹿児島県での食事の投稿

大阪のコンビニでの投稿

観光地については、大分県の別府温泉や熊本県のSLと蔵見学を組み合わせ、鹿児島県では桜島を訪れており、比較的マイナーなエリアにも注目しているようです。
また、購入品については、熊本限定のパッケージの飲料製品を購入している様子から、今後ご当地限定製品を活用した観光客誘致や販促効果も期待できるでしょう。
さらに、食に関する投稿に注目すると、鹿児島市で食べた料理についても「日本の食べ物は最高」という投稿が添えられており、SNS投稿内容から中国人観光客が関心を示した料理について明らかにすることができます。
最後に大阪でコンビニにも立ち寄っており、食事の一環としてコンビニも利用しているようです。

2-2. 大阪内を旅行する中国人観光客の動向

こちらの項目では、国慶節期間中に大阪を観光した訪日中国人の旅行動向を明らかにします。こちらの中国人観光客は10月5日から10月7日までの2日間大阪に滞在していました。

ある訪日中国人観光客の大阪での周遊状況

大阪で飲食したものとは

飲食に関する投稿内容を見ると、「お好み焼き」や「たこ焼き」など大阪名物ではなく、洋食を夕飯として食べています。宿泊先の高級ホテルでもコンビニのホットドッグを食べており、コンビニで購入した食事も高評価を得ている様子が伺えます。

(左)大阪駅での夕飯 (右)宿泊先のウェスティンホテルでの投稿

大阪で関心を持ったものとは

(左)ハロウィンイベント中のUSJでの投稿 (右)宿泊先のホテルから見える夜景

また、この中国人は10月ということもあり、USJで開催されているハロウィンイベントにも参加したようです。このように季節性のある期間限定のイベントを開催することで誘客効果が期待できます。
さらに、宿泊先のホテルから見える夜景の画像とともに「今まで最高のホテル」をいう投稿文章から、ホテルの部屋から見える夜景が気に入ったようです。
このように、ホテルや観光地をPRする際に夜景の美しさについても訴求することで、中国人観光客の誘客に繋げることが期待できるでしょう。

3. まとめ

1. 国慶節期間中のSNS投稿は1.5倍に増加しており、国慶節期間中の訪日中国人数は増加が示唆される。
2. 国慶節期間中の訪日中国人のSNS投稿に注目すると、観光スポットや飲食に関する画像が目立ち、爆買いというよりも、体験や飲食への消費が目立つ。
3. ご当地製品も購入しており、地域の特産品についても販促効果が期待できる。
4. ハロウィンイベントなど期間限定のイベントにも参加している。
5. ホテルからの夜景に感動しており、中国人向けのPRを行う上で夜景も一つの訴求材料となりうる。

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このように、「inbound insight」のSNS解析プランでは、SNS投稿を解析することにより、ある特定の期間やエリアで訪日外国人がどのようなことに関心をいだいているかを明らかにすることが可能です。
ナイトレイは「inbound insight」を提供することで、皆さまの戦略的なインバウンドマーケティングをサポートしてまいります。

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