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2020.06.19
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(山梨県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、早1ヶ月近くが経ちました。

緊急事態宣言後もコロナウイルスによる影響の余波が残る中、山梨県では、外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルス感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の山梨県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

山梨県広域:外出状況比較分析

東京の隣にある人気の観光地、山梨県では減少率44.6%

山梨県中域(市):外出状況比較分析

甲府駅や周辺商店街を中心に投稿人数が減少、県内外からの流入の減少が考えられる
人気の住宅街の甲斐市の減少率は58.3%
石和温泉で有名な笛吹市は観光客の減少の影響が大きく、54.8%減少

山梨県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

観光客や利用者の減少の影響で駅周辺や舞鶴城からも投稿が減少

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の山梨県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として山梨県全体を分析すると投稿人数が55.5%減少していることがわかりました。温泉やフルーツなどで有名な山梨県では東京からも程近く、人気の観光地として普段はたくさんの観光客が訪れています。県全体として投稿人数が減少しているのは間違いなく県外からの流入の減少が大きいと考えられます。

次に中域として甲府市、甲斐市、笛吹市の分析を行いました。
甲府市は山梨県の中心にあり、甲府駅や舞鶴城、商店街などが集まる県庁所在地です。中心商店街などからも大幅に投稿人数が減少していることがわかります。
甲斐市は人気の住宅街です。住民に人気のドラゴンパークなどの公園がありますが、密な空間はあまり多くありません。住民の自粛への意識が高いせいか、58.3%の減少率をキープしています。
笛吹市はほったらかし温泉やフルーツ公園、石和温泉など人気の観光地が多くあります。観光客の減少をダイレクトに受けた結果が減少率54.8%につながっていると考えられます。

最後に狭域として甲府駅の分析を行いました。

舞鶴城や駅周辺商店街、ロータリーなどでの投稿人数が減少していることがわかります。電車だけでなく、バスの利用者も多く、県内外からの利用者が大幅に減少しています。投稿人数も81.8%減少と大きく影響を受けています。

山梨県は、人口当たりの感染者は全国で4番目に高い状況であるため、7月9日まで感染拡大防止策への協力の要請を継続する方針が知事から発表されています。山梨県新型コロナウイルス対策のtwitterも開設されており、6月20日現在で1,9万のフォロワーが興味・関心を向けています。6月20日時点で福井県などでは6月は1日の感染者0という発表が継続している中、山梨県では感染者0には至っていないため、引き続き警戒しつつ徐々に日常に戻していくことが重要です。

当社ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は山梨県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年06月08日~2020年06月14日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)