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2020.06.24
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(長野県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、約1ヶ月近くが経ちました。

緊急事態宣言後もコロナウイルスによる影響の余波が残る中、長野県では、外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルス感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の長野県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

長野県広域:外出状況比較分析

地獄谷野猿公苑や軽井沢など自然溢れる人気観光地の多い長野県では観光客減少の影響を受け、42.4%投稿人数が減少

長野県中域(市):外出状況比較分析

善光寺など人気施設は再開しているが減少率は55.6%と未だに高い
松本城の入場再開など日常に戻りつつあるが、投稿人数は42.9%減少している
安楽寺や上田城のある上田市では市街地での影響が大きく44.4%減少している

長野県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

門前回廊など観光地化された長野駅では、県外からの観光客が減っているため75.4%減少

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の長野県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として長野県全体を分析すると投稿人数が42.4%減少していることがわかりました。地獄谷野猿公苑などに代表される温泉や軽井沢など自然溢れる人気観光地の多い長野県ですが、人気の観光地も多いが故、県外からの流入が減っている影響が出ています。

次に中域として長野市、松本市、上田市の分析を行いました。
長野市では長野駅や善光寺があるため、県外からの観光客の減少の影響が顕著に出ており、55.6%投稿人数が減少しています。
東京、名古屋駅などと乗り換えなしで繋がる松本駅のある松本市では、松本城や駅付近を中心に投稿人数が減少しています。
平成18年上田市、丸子町、真田町、武石村が合併してできた上田市は菅平高原などたくさんの自然や温泉に囲まれています。上田城や上田駅付近から特に投稿人数が減少傾向にあることから県外からの流入が減少していることが考えられます。

最後に狭域として長野駅の分析を行いました。

駅付近の投稿の減少が大きく見られるため県内外からの利用者の減少が考えられます。また善光寺も徒歩圏内のため、観光客の減少の影響が大きく、75.4%投稿人数が減少しています。

長野県では、5月13日から新規感染者0が続いていましたが、6月19日に1名感染者が出ています。長野県は「今後は、第2波・第3波に備えて感染症対策を実施しながら、経済活動を感染リスクの低いものから順次再開し、県内経済の再生を図らなければなりません。」として、緊急事態宣言が解除された後も、今後の新型コロナウイルス感染症対策を重要視している模様です。 

当社ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は長野県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年06月08日~2020年06月14日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)