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2020.06.25
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(青森県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、約1ヶ月近くが経ちました。

緊急事態宣言後もコロナウイルスによる影響の余波が残る中、青森県では、外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルス感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の青森県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

青森県広域:外出状況比較分析

青森県は比較的新型コロナウイルスの陽性者数も少なく、自然豊かで密な空間が少ないため、減少率は25.0%と低い

青森県中域(市):外出状況比較分析

青森駅や新青森駅を中心に投稿人数が減少
八食センターや種差海岸など海に関する観光地の多い八戸市。主に市街地での投稿人数の減少が目立つ
弘前城や駅付近を中心に23.2%投稿人数が減少している

青森県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

駅周辺の飲食店などから主に投稿人数が減少している

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の青森県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

青森県全体では25.0%と減少率は高くありませんでした。観光地など自然の多いエリアではさほど変化は見られませんが、在来線利用者からの投稿減少が全体の数字に影響していると考えられます。

次に中域として青森市、八戸市、弘前市の分析を行いました。
青森市では青森駅や新青森駅など主要の駅、ねぶたの家 ワ・ラッセなど青森を代表する観光地があります。特に駅付近や周辺商店街からの投稿人数の減少が見られます。
種差海岸など海側に人気の施設の集まる八戸市ですが、八戸駅周辺や市街地で投稿人数に減少傾向が見られました。
弘前城や弘前公園などのほか、百貨店などで減少傾向が見られましたが、減少率23.2%と日常の生活を取り戻しつつあります。

最後に狭域として青森駅の分析を行いました。

在来線も走っている青森駅ですが、新幹線は通っていないため、比率的には県内の駅利用者も多いことが推測され69.0%の減少率の高さは青森県民の電車利用者が減少していることが考えられます。

青森県では、4月29日から新規感染者0が続いています。青森県では青森県新型コロナウイルス感染症対策総合サイトを立ち上げ、6月22日にはひとり親世帯臨時特別給付金を発表するなど、県としてコロナウイルスによって受けたダメージへのサポートを継続して行っています。

当社ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は青森県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年06月15日~2020年06月21日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)