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2020.06.30
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(秋田県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、1ヶ月以上が経ちました。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、秋田県では、外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の秋田県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

秋田県広域:外出状況比較分析

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉や男鹿半島など観光スポットはあるものの、密が避けられる空間が多いためか減少率は低い

秋田県中域(市):外出状況比較分析

道の駅 岩城 島式漁港公園など海沿いに人気の観光地もあるが、減少傾向は主に市街地で見られている
秋田ふるさと村や横手市ふれあいセンターかまくら館など観光地があるが、SNSN解析データ上、投稿人数は変化していない
48.1%投稿人数が減少しているが、スキー場利用客など季節の影響を受けている可能性が高い

秋田県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

千秋公園や駅周辺飲食店などでも投稿人数に影響が見られる

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の秋田県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として秋田県全体を分析すると投稿人数が26.5%減少していることがわかりました。
秋田県は温泉や男鹿半島など人気エリアがあるものの、密が避けられる空間が多いためか、あまり減少率は高くありません。観光地と比較すると、市街地の方が投稿人数が減少しており、影響が表れています。

次に中域として秋田市、横手市、大仙市の分析を行いました。
秋田市は秋田駅などがある秋田県の中核都市。投稿数は市街地を中心に減少傾向にありました。

横手市は山中に位置しており密な空間も少ないためか、今回調査分析したSNS解析データ上では投稿人数に変化はありませんでした

スキー場や温泉などのある大仙市では、スキー場利用客の季節的な減少も含め、48.1%投稿人数が減少していました。

最後に狭域として秋田駅の分析を行いました。

千秋公園や秋田県立美術館など人気の観光地や、周辺飲食店や商店街などから投稿人数が減少傾向にあり、50.8%減少しています。

秋田県では、4月15日以降感染者が0名となっています。秋田県では「人との接触を8割減らす、10のポイント」及び「新しい生活様式の実践例」などを県公式サイトで発表し、県民に感染拡大を避けるように喚起しています。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は秋田県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年06月15日~2020年06月21日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)