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2020.07.16
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(鳥取県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、2ヶ月近くが経とうとしています。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、鳥取県では外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の鳥取県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

鳥取県広域:外出状況比較分析

鳥取砂丘で有名な鳥取県では日本海側の車や電車の動線上から投稿人数が減少している

鳥取県中域(市):外出状況比較分析

鳥取砂丘や市街地から投稿人数が減少している
米子駅周辺や市街地から投稿人数が減少している
倉吉市では日常を取り戻しつつあり、投稿人数が増加している

鳥取県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

鳥取駅利用者の減少の影響もあり、周辺飲食店などから投稿人数が減少している

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の鳥取県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として鳥取県全体を分析すると投稿人数が23.8%減少していることがわかりました。

鳥取砂丘で有名な鳥取県ですが、観光地よりも市街地で投稿人数が減少していることがわかりました。県外からの観光客の影響よりも地域住民の投稿人数の減少が影響していることが考えられます。

次に中域として鳥取市、米子市、倉吉市の分析を行いました。
鳥取砂丘のある鳥取市では砂丘や市街地から投稿人数が減少していることから、県内外の人の投稿人数に影響があると考えられます。
鳥取市に次ぐ人口の多い街である米子市では市街地から投稿人数が減少していることから地元住民の投稿人数の減少傾向にあります。
倉吉市では投稿人数が14.3%増加していることから、平常時に近い生活に戻りつつあることがわかります。

最後に狭域として鳥取駅の分析を行いました。
45.8%投稿人数が減少している鳥取駅周辺では、周辺飲食店の利用者も減少していることから、駅利用者が減少していることが考えられます。

鳥取県は累計感染者数が5名と全国で最も感染者数が少ないですが、7月に入り2名の感染者が確認されています。
鳥取県HPのとりネットでは新型コロナウイルス感染症克服3ヶ条として、
・人と人 間が愛だ。
・三つもの密だとミスだ。
・幸せは予防で呼ぼう。
を掲げています。ユーモアあふれる対策体制が感染者数の少なさにつながっているのかもしれません。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は鳥取県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年07月06日~2020年07月12日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)