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2020.07.17
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(岡山県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、1ヶ月以上が経ちました。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、岡山県では外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の岡山県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

岡山県広域:外出状況比較分析

岡山後楽園や倉敷美観地区など人気の施設のある岡山県では観光地や市街地を中心に投稿人数が減少している

岡山県中域(市):外出状況比較分析

岡山後楽園や岡山城など人気施設や岡山駅付近から投稿人数が減少している
倉敷美観地区や三井アウトレットパーク倉敷などのある倉敷市では県内外の人の投稿人数の減少が考えられる
津山駅を中心にコンパクトシティである津山市では市街地を中心に投稿人数が減少している

岡山県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

駅付近のイオンモールなど大型商業施設や飲食店で投稿人数が減少している

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の岡山県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として岡山県全体を分析すると投稿人数が23.8%減少していることがわかりました。

本州と四国を繋ぐ瀬戸大橋のある岡山県では、瀬戸内海側に市街地や電車などの動線が敷かれているため、海側での投稿人数の減少傾向が見られます。

次に中域として岡山市、倉敷市、津山市の分析を行いました。
岡山市は岡山後楽園や岡山城など岡山駅付近を中心に市街地が形成されており、その付近から投稿人数が減少しています
倉敷市は倉敷美観地区や三井アウトレットパーク倉敷など人気観光地があるほか、瀬戸大橋もかかっているため県外の人の観光客や地元住民の投稿人数の減少が考えられます。
津山市は市街地がコンパクトになっており、その市街地を中心に地元住民の投稿人数が減少していることがわかります。

最後に狭域として岡山駅の分析を行いました。
岡山駅周辺では52.8%投稿人数が減少しており、駅付近の大型商業施設や駅利用者の減少の影響を受けていることが考えられます。

岡山県は5月11日から感染者数0名を継続していましたが、緊急事態宣言解除後、6月24日から数名感染者が出ているため、注意が必要です
岡山県は7月13日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の第2波に備え、事業者の対策を支援する県独自の補助金制度を創設し、マスクや消毒液といった衛生用品の購入、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保する間仕切りの設置などに最大10万円を補助する意向を発表しました。今後も県として迫りくる第2波への対策を行っていくことが求められます。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は岡山県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年07月06日~2020年07月12日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)