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2020.07.22
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(熊本県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、1ヶ月以上が経ちました。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、熊本県では外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の熊本県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

熊本県広域:外出状況比較分析

阿蘇山や大観峰など自然溢れる人気観光地のある熊本では、山中や市街地で投稿人数が減少している

熊本県中域(市):外出状況比較分析

日本南西部屈指の都市である熊本市は熊本城や市街地だけでなく、広く住宅街などからも投稿人数が減少している
田園工業都市である八代市では八代駅付近や大型商業施設周辺から投稿人数が減少している
海岸沿いにわくわく海中水族館シードーナツなどの人気観光地がある天草市では、観光地を中心に投稿人数が減少している

熊本県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

熊本駅周辺や九州屈指の大きさの商店街から投稿人数の減少が見られる

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の熊本県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として熊本県全体を分析すると投稿人数が55.3%減少していることがわかりました。

阿蘇山や大観峰など自然溢れる人気観光地や熊本市のような大きな都市のある熊本県では、山中の観光地や市街地などで投稿人数の減少傾向が見られました。

次に中域として熊本市、八代市、天草市の分析を行いました。
日本南西部屈指の都市である熊本市は熊本城や市街地部分だけでなく、広く住宅街などからも投稿人数が減少しており、広範囲で活動の自粛が意識されていることがわかります。
田園工業都市である八代市では、八代駅付近や大型商業施設周辺から投稿人数が減少していることから、地元住民の自粛が考えられます。
本土と橋で繋がっている離島自治体の中では最も人口が多い天草市では、海岸沿いの人気施設で投稿人数の減少が見られます。

最後に狭域として熊本駅の分析を行いました。
熊本駅周辺では駅付近と少し離れた熊本銀座通りなどから投稿人数が減少していることがわかります。上記の結果から、普段は観光客や地元住民で賑わう熊本銀座通りも県内外からの流入の減少が考えられます。

熊本県は5月8日から6月21日までは新規感染者は0名でしたが、7月22日現在、数名の新規感染者が確認されているため、引き続き注意が必要です。
同県は直近1週間(7月14日から7月20日)の感染状況を踏まえ、7月21日からのリスクレベルを【レベル2警戒】に引き上げることを発表しました。
【レベル2警戒】では、レベル1の対策に加え、感染拡大リスクを高める3つの密が重なる催事の自粛要請などの警戒レベルを引き上げ、再度外出自粛などを呼びかけています。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は長崎県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年07月06日~2020年07月12日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)