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2020.07.26
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(宮崎県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、2ヶ月以上が経ちました。
7月22日より国内観光需要喚起を目的としたGo To Travelキャンペーンが開始するなど、徐々に回復期に入りつつある風潮ですが、感染者の実数は少しずつ増えています。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、宮崎県では外出状況にどのような変化があったのでしょうか?

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の宮崎県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

宮崎県広域:外出状況比較分析

モアイで有名なサンメッセ日南など海に面した人気の観光地のある、気候の暖かい宮崎県では、海側は交通機関の動線など、内地では市街地を中心に投稿人数が減少している

宮崎県中域(市):外出状況比較分析

青島などのビーチやスポーツチームのキャンプ地としても人気の宮崎市ですが、本分析日程においては市街地から主に投稿人数が減少している
宮崎市に次ぎ、県内第2の人口を擁する主要都市である都城市では市街地を中心に投稿人数が減少している
戦前より工業都市である延岡市では延岡駅周辺の市街地を中心に投稿人数が減少している

宮崎県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

宮崎駅付近では、周辺商店街や飲食店から投稿人数が減少している

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の宮崎県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として宮崎県全体を分析すると投稿人数が55.3%減少していることがわかりました。

穏やかで暖かい気候で人気の宮崎県では、海側は交通機関の動線など、内地では市街地を中心に投稿人数が減少しており、夏にも関わらず海側での投稿人数の減少は、県内外の人が自粛傾向にあることが考えられます。

次に中域として宮崎市、都城市、延岡市の分析を行いました。
暖かい気候のため、シーズン前にはスポーツチームがこぞってキャンプに訪れる宮崎市でも、今年はビーチなどから投稿人数が減少しており、観光客や地元の人が人の集まる場所でのアクティビティなどを避けていることがわかります。
宮崎市に次ぎ、県内第2の人口を擁する主要都市である都城市は内地に位置しており、山中に観光地などがありますが、本分析では市街地での投稿人数の減少が目立ちました。
宮崎県北部に位置する工業都市である延岡市では延岡駅周辺の市街地を中心に投稿人数が減少しています。

最後に狭域として宮崎駅の分析を行いました。
駅付近では、周辺商店街やチキン南蛮で有名なおぐらなど飲食店から投稿人数が減少しています。

7月25日、宮崎県内では、新たに26名の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。これは、1日の過去最多となる感染者数で、県は県民に対して、感染予防対策の徹底を呼びかけています。
8名が高鍋町のスナックの客や従業員で、「県内で初めてクラスターが発生した」としています。
これまでの感染拡大の経緯を特定し、しかるべき対処をしていくことでクラスター後のさらなる拡大を抑えることが直近の最低限の課題となっています。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は大分県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年07月06日~2020年07月12日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)