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2020.08.02
データ活用事例

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(香川県編)

株式会社ナイトレイ、データコンサルティング部データ分析チームです。

5月25日に日本政府が緊急事態宣言を解除し、2ヶ月以上が経ちました。
7月22日より国内観光需要喚起を目的としたGo To Travelキャンペーンが開始するなど、徐々に回復期に入りつつある風潮でしたが、感染者の実数は少しずつ増えています。

緊急事態宣言後も新型コロナウイルスによる影響の余波が残る中、香川県では外出状況にどのような変化があったのでしょうか。

本記事では、新型コロナウイルスの感染症対策に現状の情報を活用いただくことを目的とし、ナイトレイが培ってきたロケーションビッグデータ解析技術を活用して、緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の香川県内の外出状況をSNS投稿解析データの投稿人数で比較・分析しています。
新型コロナウイルスと共存しながら復興していく「withコロナ」時代において、地域活性化に関する業務、地域への誘客、旅行者対策、リスク対策など幅広く地域経済に関与されている方のお役に立てればと思います。

香川県広域:外出状況比較分析

海沿い地域は投稿人数が減少していると同時に、内陸地域は投稿人数が増加している。全体的に人の流れが平常時より分散化する傾向が見られる。

香川県中域(市):外出状況比較分析

投稿人数自体はさほど大きな変化はないが、高松駅や繁華街以外からの投稿が増えている。
丸亀市は丸亀駅を中心に投稿人数が増加している。
緊急事態宣言後、琴電琴平線沿線付近と三豊市南東部の投稿人数が緊急事態宣言前より増加している。

香川県狭域(駅周辺):外出状況比較分析

駅周辺では緊急事態宣言前後とも投稿が密集しているが、緊急事態宣言後は前より投稿人数が減少している。

考察

今回の分析では、SNS投稿解析データを活用して緊急事態宣言前と緊急事態宣言後の香川県内を広域、中域、狭域に分け、外出状況を投稿人数で比較・分析致しました。

まず、広域として香川県全体を分析すると投稿人数が29.3%減少していることがわかりました。

県全体の分析では投稿人数が減少しているものの、市別に見ると平常時よりも増加している地域もあります。

香川県は高松城や金刀比羅宮など歴史名所が多く、三密を避けられる自然景観も多いことから県内外の利用者が一部地域で増えたと考えられます。

次に中域として高松市、丸亀市、三豊市の分析を行いました。
香川県最大の都市である高松市は投稿人数が0.9%増加しており、投稿人数にあまり変化は見られないものの、高松駅や繁華街以外からの投稿が増加していることが特徴として挙げられます。

高松市に次ぐ香川県の第二都市である丸亀市では、丸亀駅を中心に、全域にわたって投稿人数の増加が見られます

三豊市では緊急事態宣言後、琴電琴平線沿線付近と三豊市南東部の投稿人数が緊急事態宣言前よりも増加しています。

最後に狭域として高松駅の分析を行いました。
香川県で乗降客数が最も多い高松駅周辺では、緊急事態宣言後のデータを見ると投稿人数が減少していますが、玉藻公園やサンポート高松の広場など屋外施設では投稿人数が以前より増加しています。

香川県では7月に入ってから感染者が18名確認され、累計感染者数が48名に達しました。7月17日に開催された第22回香川県新型コロナウイルス対策本部会議において、7月18日から7月31日までを香川県の「感染警戒期」と決定しました。さらなる感染拡大を防止しながら、県内経済へのマイナス影響を最小限に抑えられるよう、自治体が積極的に動いています。

ナイトレイでは、今後も多様なロケーションビッグデータ解析と利活用ノウハウを用いて、滞在・周遊・消費・SNS投稿の解析データを地域活性化支援ソリューションとして提供することで、観光・インバウンド対策・まちづくり・MaaS領域などの課題解決を支援すると共に、新型コロナウイルス対策やwithコロナ時代もしくはアフターコロナ時代向けた地域活性化支援にも貢献していきます。

ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(東京都編)
ロケーションビッグデータから見る緊急事態宣言前後の影響分析(大阪府編)
今回は香川県の分析を行いましたが、これらの分析をシリーズとして他都道府県も分析して行く予定です。

使用データ

株式会社ナイトレイ:地域活性化支援ソリューション
・日本人SNS投稿解析データ

(日本人のスマートフォン利用者が訪問先から発信したSNSを位置情報に基づき解析したデータ)
・点は投稿地点、色はSNS投稿者の投稿施設カテゴリーを表しています。

対象日時

新型コロナウイルス流行前の平常時(年末年始の特定イベント時期を除く):2019年12月09日~2019年12月15日

緊急事態宣言後:2020年07月06日~2020年07月12日

会社概要

株式会社ナイトレイ
代表者:代表取締役 石川豊
所在地:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町15-11南平台野坂ビル4F
URLhttps://nightley.jp/

地域活性化支援ソリューション

inbound insight
インバウンド対策を成功に導く総合支援サービス。増え続ける訪日外国人の実態をビッグデータで解析。 訪日外国人の現状把握から効果的なソリューション選定まで一気通貫でサポートします。

LOCAL INSIGHT
地域の様々な分野の膨大なデータをワンストップで収集でき、地域課題の発見、資料作成が簡単にできるクラウドサービスです

「日本人解析サービス(仮)」(coming soon)
ロケーションビッグデータ解析技術を用いた日本人の生活者・旅行者にフォーカスした移動滞在ニーズ分析サービスです。

お問い合わせ:dc@nightley.jp

各都道府県の緊急事態宣言前後の影響分析はこちら(データ活用事例トップに戻る)