株式会社ナイトレイは2025年5月より、国内各地の道路インフラの維持管理業務の高度化とDXを実現することができる新サービス「CITY INSIGHT道路維持管理支援サービス」の提供を開始しました。
CITY INSIGHT道路維持管理支援サービスは、主に道路管理業務を担う地方自治体や民間企業が道路維持管理計画の策定時に活用できるサービスで、人流データ(乗用車や商用車の道路走行実態データ・プローブデータ)を用いて道路別の車両走行実態を定量分析することで道路補修やインフラ工事の実行順序選定を支援します。
地域の道路維持管理については道路法で道路管理者の責務と定められており、地方自治体では道路の維持管理計画等に基づき、道路の機能を維持するために必要な措置を講じています。
このような道路維持管理業務では、道路の巡回業務や、特殊な機器や専用の計測車両による道路の点検、そして必要箇所への修繕が行われています。こうした多数の業務に対し、各自治体では予算や人的リソースが限られる中、重要度や緊急度に応じて点検調査の優先順位を決め、順番に改良・修繕を進めることで効率的に道路の維持管理を進めることが求められています。
本サービスでは、乗用車や商用車の道路走行実態データ(プローブデータ)を使用して道路の利用状況を分析・可視化することで、点検調査や道路補修の重要度・優先順位づけを、自治体担当者の肌感覚ではなくデータとエビデンスに基づいて実施するための根拠を提供します。
利用するプローブデータと成果物のイメージ
サービス仕様
対象エリア:日本全国の市区町村
分析範囲:市区町村単位
分析期間:特定の1ヶ月間(基本メニュー)
サービス価格:税抜150〜300万円(採用するデータ、分析期間、エリアにより変動)
納期:1ヶ月程度
導入事例
▼東広島市様とナイトレイの取組み事例
「広島県が主催するひろしまサンドボックスのnoteにてナイトレイと東広島市様の取組みをご紹介いただきました」
https://nightley.jp/archives/15642/
想定ユーザー
・地方自治体(特に市区町村)の道路維持管理に関わる担当者
・路面性状調査中または調査済で、道路維持管理計画・修繕計画立案中の担当者
(道路維持・道路保全課、都市整備課、建設課など)
対応する人流/車流データ(2025年5月9日時点)
・Honda(乗用車プローブデータ:Honda Drive Data Service)
・Agoop(通行量データ:流動人口データサービス)
・日野自動車(商用車プローブデータ)
・矢崎総業(商用車プローブデータ)
※上記乗用車プローブデータやバス・トラック等の商用車プローブデータの他、随時連携を発表予定
ナイトレイでは2011年の創業以来マルチ人流データ活用に取り組み、これまで主に観光・インバウンド対策・まちづくり領域で人流分析ソリューションを提供することで地域活性化に貢献してきました。今後は、本サービスを通じて道路インフラ整備領域などの地域課題に対してもデータ活用・DX推進による業務効率化を実現することで、持続可能な社会の実現にも寄与できるようチャレンジしていきます。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ナイトレイ:データコンサルティング部
Mail: dc@nightley.jp