株式会社ナイトレイ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:石川豊、以下ナイトレイ)はナイトレイが提供する人流分析サービス「CITY INSIGHT(シティインサイト)」の新たなデータパートナーとして矢崎エナジーシステム株式会社と連携し、同社の保有する商用車プローブデータを活用したサービスの提供を開始しました。
ナイトレイは、SNS解析データや携帯キャリアデータ、スマホアプリ由来のGPSデータ、車両走行データ、キャッシュレス決済データといった多様なデータを掛け合わせたマルチ人流データ活用を得意としており、主に観光やまちづくり領域で地方自治体や民間企業にコンサルティングサービスとして人流動態分析ソリューションを提供しています。
矢崎エナジーシステム社はデジタルタコグラフを中心とした統合ソリューションの供給を通じ、運行管理・省エネ分析・安全指導など、運輸業の方々の日常業務を支援しています。
このような両社の特徴を活かしたデータパートナーとしての連携・データ活用の試みが、ナイトレイが提供開始した国内各地の道路インフラの維持管理業務の高度化とDXを実現することができる「CITY INSIGHT道路維持管理支援サービス」をきっかけに、実現しました。
本データ連携における目的
昨今、国土交通省でも多様な地域政策と人流データを融合することで、EBPMに基づいた効果的・効率的な地域課題の解決を目的に、人流データの普及に向けた環境整備・利活用拡大に向けた支援が行われており、まちづくり領域の中でもインフラ整備、特に道路維持管理に関わる領域において、人流データの利活用ニーズが高まっています。
そこで、ナイトレイでは道路整備業務を担う地方自治体や民間企業に対して、乗用車や商用車の道路走行実態データ・プローブデータなどを使用して、道路の利用状況を分析・可視化したレポートを提供する「CITY INSIGHT道路維持管理支援サービス」を2025年5月に開始しました。
道路走行実態データ・プローブデータには各々メリットがありますが、商用車(トラック・バス)は昼間だけでなく夜間の稼働台数も多く、さらに矢崎の商用車プローブデータでは保有データの多様性や稼働時間帯のみならず、全国の主要国道、高速道路において高い道路カバー率も誇っており、乗用車の走行実態データだけでは把握が難しいエリアの分析も可能です。
このように、ナイトレイが矢崎総業のデータを活用することで、これまで以上に地域に寄り添った課題解決につながる取り組みや、地域活性化の支援に取り組んでまいります。
ナイトレイについて
ナイトレイはマルチ人流データ活用を得意としており、地域の生活者や、日本人・訪日外国人旅行者の移動/滞在傾向を読み解くことができるコンサルティングサービス「CITY INSIGHT」や、人流データと生成AI を組み合わせたソフトウェアサービス「CITY INSIGHT Copilot」を提供しています。
CITY INSIGHTでは、ナイトレイの独自データである位置情報解析済みSNSデータを用いたクチコミ・人気施設分析のほか、車両走行データやスマホアプリ由来のGPSデータ、携帯キャリアデータ、キャッシュレス決済データなどを用いた動態分析も行なっており、観光・インバウンド対策・まちづくり・道路インフラ管理など様々な領域で人流データの活用を推進しています。
矢崎の商用車プローブデータついて
「矢崎の商用車プローブデータ」は、全国15万台(2024年9月時点)の商用車(トラック・バスなど)に搭載された運行記録計(通信型デジタルタコグラフ)より収集したビッグデータです。
デジタルタコグラフならではの多様な種別(速度・日時・距離・緯度・経度・方位・エンジン回転数・XYZ加速度・ブレーキ・ウィンカーなど)に加え、ドライブレコーダーのリアルタイム画像認識機能を活用した交通事故危険指標(車間距離警報・ふらつき警報・横断歩道警報・制限速度警報)を交通事故潜在的危険箇所の分析にご活用いただけます。
矢崎は、安心安全な道路交通社会の実現に向けた取り組みを行ってまいります。
商用車プローブデータ問合せ窓口:smb_yazaki_probe@jp.yazaki.com
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2025.05.09
『ナイトレイが地方自治体向け新メニュー「CITY INSIGHT道路維持管理支援サービス」をリリース
人流データを活用し道路維持管理計画策定の高度化とDXを実現』
https://nightley.jp/archives/15661/
【本件に関するお問い合わせ】
担当:株式会社ナイトレイ 広報担当
info@nightley.jp